【トベ二アル】 二人のお母さんが織り成すちょうどよい器
この記事は、明朗社が発刊する地域密着型フリーペーパー「TOBE.NI.ARU」 vol20 2020年冬号でご紹介したものです。
二人のお母さんが織り成す ちょうどよい器
この世界に進まれたきっかけは?
中西さん「もともと小さい頃からものづくりに興味があり、砥部分校の陶芸コースに進みました。そして卒業後陶芸塾に入塾・卒業後すこし屋さんにて7年勤務。陶和会にて沙耶花さんと出会いました。」
矢部さん「芸術大学在学中陶芸サークルに所属し、陶芸の魅力に惹かれ大学卒業後愛知県の瀬戸焼の訓練校にて学びました。しかし県外に出てみて、砥部焼の魅力に気付き陶芸塾に入塾・卒業、永立寺窯さんにて7年勤務・陶和会にて九美さんと意気投合し、結成にいたりました。」
「村の駅 五本松」の中に工房があるのは?
「2015年から「村の駅 五本松」の駅長さんの好意で駅内にて工房を構えさせていただいています。自分たちでできそうな作業場の工事などは自分たちで行いました。また先輩方や近所の皆様のご好意で電気窯を譲っていただいたり、昼間子どもを気にかけてくれたりと、多くの方々に支えられてここまでこれました。お隣の五松園窯の猫達も遊びに来てくれます(笑)」
「器屋ひより」らしさとはどんなところですか?
「分業制で中西がロクロ担当で矢部が絵付け担当となります。これはお互いの長所を活かし、短所を補っています。また女性・母親目線で、子どもやご年配の方まで普段使いしやすい器の大きさ・重さ・形を意識した作品作りを心掛けています(お茶碗は大・中・小・ちびの4サイズあります)こんな器が欲しいなどのリクエストなどあれば、お気軽に相談してほしいです。」
今後チャレンジしたいことは?
「今年春に初めて作った雛人形や五月人形を発展させていきたいです。兜など、パーツが細かく大変ですが、若い方にも砥部焼を身近に感じてもらい、伝統工芸品の砥部焼でつくる文化を広げていきたいです。」
器屋ひより
〒791-2133
愛媛県伊予郡砥部町五本松36(村野駅五本松内)
utuwaya.hiyori@gmail.com
轆轤担当:中西九美
絵付け担当:矢部沙耶花
2015年 第35回愛媛の陶芸展 奨励作品・愛媛新聞賞
2016年 第36回愛媛の陶芸展 優秀賞・いよてつ髙島屋賞
2018年 第38回愛媛の陶芸展 奨励賞・いよてつ髙島屋賞
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